「椎名町ストリングアンサンブル」は「バッハはうす」が企画するバッハハウス・ミュージック・ラボラトリー主催の弦楽合奏講習会です。
毎回参加する講師陣と 共にディスカッションと実験を重ねながら課題を仕上げていきます。譜面の読み方、具体的な奏法から
アンサンブルの作り方、音楽の表現の仕方まで幅広いテー マでディスカッションを行います。各パートに講師陣が付きますので初めての方でも安心してご参加頂けます。
◆主任講師:馬場隆弘(元東京交響楽団チェロ奏者)◆
今回は、E.グリーグ作曲の弦楽合奏曲「ホルベルク組曲」と、同じくグリーグの「ペール・ギュント」からの抜粋、そしてL.ボッケリーニの「チェロ協奏曲第9番」に取り組みます。
良く知られているオーケストラによる「ペール・ギュント組曲」は、もともとは劇作家のH.イプセンが書いた劇詩 「ペール・ギュント」の実演(上演)にあたり、イプセン自身から依頼を受けたグリーグが一種の音楽劇として仕上げたものがベースになっています。この詩劇から弦楽器のみで出来そうなところを抜粋して椎名町ストリングアンサンブルならではの編曲版として演奏しようと思います。組曲にはないバリトンとソプラノによる独唱部分、ヴィオラのソロ、無伴奏混声合唱による美しい祈りの音楽もできれば取り上げたいと思います。
ボッケリーニのチェロ協奏曲は、18世紀ドイツの偉大なチェロ奏者グリュッツマッハーが編曲したものが一般的で、今回はそれをベースに第二楽章だけは原曲に限りなく近く2本のヴァイオリンとチェロのみで演奏するというこれまた椎名町ストリングアンサンブル版でしか味わえないものを予定しています。
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