去る2024年3月12日の午後、自転車同士の接触事故に遭い
「右脛骨高原骨折」という怪我をしてしまいました。
　手術と二週間の入院の後、現在は退院しておりますが
「加療に三ヶ月を要する」との診断で引き続き通院にて
　療養しております。
　　幸い上半身には怪我はなく痛む脚を松葉杖で引き摺りながら
練習は再開しています。

　100回を超えるこれまでの企画の中でキャンセルは1回（出演者急逝により）
ありましたが、　3月23日の企画のキャンセルは痛恨の極みです。
　　自転車同士とはいえ、かなりの衝撃で路上に放り出されたので頭も含め上半身が
無傷だったというのは生かされているのかなと前向きに考えるようにしています。

　立派なホールでの名高いヴィルトゥオーゾによるコンサートが日々行われている中で、
バッハはうすという小さな会場での余りにもささやかなコンサートですが、
生かされたこの人生を更に楽しく、支えてくださる皆さまと共にゆっくりと、
少しだけ遠くまで、すずやかに歩んでいきたいと思っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　2024年4月5日　
　　　　　　　　　　　　　　　　馬場隆弘（チェロ奏者・合同会社東京室内樂工房代表）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※写真は2024年3月31日撮影