第7回大会REPORT

2004年2月1日 18:00〜  
於:洋風居酒屋「ばがぼんど」(池袋)

主な曲目

グレンミラー「ムーンライトセレナーデ」(弦楽四重奏)

プッチーニ「わたしのお父さん」(ジャンニスキッキより)

清水泰明さんのオリジナル曲

デュークエリントン「A列車で行こう」

ルパン3世のテーマ(Vn+Vc)

J.Sバッハ「小フーガト短調」(弦楽4重奏)

北の国から(Pf+Vc:Arra清水泰明)

ベートーベン 弦楽四重奏

プッチーニ「誰も寝てはならぬ」(トゥーランドットより)

ブラームス ピアノカルテット

 

 


 

「ばがぼんど」は池袋で夜毎ジャスの生演奏を聞かせ続けて20年。
何日か前に下見に行った時に
「クラシックの室内楽を演奏しあう集まりなんですが…」と打診をすると、
「それじゃあ、日曜日だし貸切でいきましょうか」ということで話がまとまったのですが、
実際に準備をしていると常連のお客様がちらほら。
そんななかでジャムセッションでした。

今回は東響コーラスのソプラノ・岡邦子さんとそのお友達もご参加。
「ピアノではなく弦楽の伴奏がつくならこのアリアを歌ってみたい」
という事前の希望にこたえて
プッチーニの「わたしのお父さん」と「誰も寝てはならぬ」の譜面をつくり、
ちぇんぼりー初の歌プロが実現。

お店の雰囲気を考えて「A列車で行こう」などのジャズを
弦楽合奏に書き直した曲も何曲か演奏。


それにしてもさすが20年生演奏を聴かせ続けているお店。
演奏の真っ最中に店のドアを開けてしまったとしても
それで引き返してしまうようなお客さんは一人もおらず、
みなさん平然と入ってきて当たり前のようにカウンターに座って、
そして耳にした事のある曲であろうと、純然たるクラシックの曲であろうと
グラスを重ねて耳を傾けていました。

この日の最後に演奏された
ブラームスのピアノカルテットは
アマチュアでチェロとヴァイオリンを弾いている参加希望者から
事前にリクエストのあった曲で
譜面と弾き手を揃えて臨んだのですが、
この曲が演奏されている間中、
「ばがぼんど」のマスターはカウンターに座って
じっとその演奏に聞き入っていました。

BGMとして録音が流されているのではなく、
人間が演奏していることがあたりまえ−−
「ばがぼんど」はそんなすてきなことを20年も当たり前にやっている場所でした。

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